半平のきまぐれ日記

ADHD(注意欠陥多動障害)の会社員が本を読んで、映画を見て、あるいはその他諸々について思ったことを気まぐれに綴ります。(※本ブログはAmazonアソシエイトを利用しています。また、記事中の画像は、断りのない限りWikipediaからの引用、もしくはフリー素材を使用しています)

読書

俺はこの男が好きなんだ!

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 新型コロナウイルスの第7波の流行や猛暑が凄まじいですが、皆様お元気でしょうか? 私も接触通知アプリのCOCOAから初めて接触通知が来たり、職場の上司が濃厚接触者になったりしています。 今のところ…

【人生の10冊】それでも「現実」と戦い続けるということ

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 もうすっかり夏の陽気で、季節は突然変わるということを実感させられますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 私は今の会社に入って1か月が過ぎ、馴染んできたように思います。 通勤経路にある商店…

【人生の10冊】正しく生きられるだけじゃない、人生だから

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 先日、職場で健診があったのですが、1年以上ぶりに体重を計ったら1キロ以上太っていました。 BMI値を計算してみたら肥満度1でしたので多少心を入れ替えてダイエットしようとおもっています。 けれど通…

【人生の10冊】打たれ強く生きたい  

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 今年は久しぶりに緊急事態宣言も蔓延防止重点措置も出されていない中でのGWとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。海外に出国する人も多いようですが、私は自分の住む街から1歩も出ない予定です(…

【人生の10冊】人間一匹、未練もなければ悔いもない

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 今年の冬は例年よりも厳しく、また長かったような印象でしたが、ようやく暖かくというか、昼間は少し汗ばむような初夏の陽気になってきたように思います。皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか、私の…

したたかな二代目

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。お久しぶりです、半平です。 実は今月いっぱいで今の仕事を辞めることになりました。 当面自由な時間が増えますので、少しずつブログを書いてみようと思います。 さて、今年の大河ドラマは鎌倉幕府二代…

気持ち悪い小説(ほめてます)

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 私はまだ休職中ですが、最近はだいぶ元気が出てきまして、読書と映画で暮れて行く1日を楽しむ余裕が出てきました、今日はそんな中で久々に再読した小説の話をしようと思います。 小野不由美『残穢』。…

後ろ向き名言3選

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 めちゃくちゃお久しぶりの半平でございます。皆様、お元気でしたでしょうか。 ご無沙汰している間に私の身辺は様変わりしました。まず、今年の1月に3年半お世話になりました図書館を退職し、2月からと…

それでも、なお・・・

いつも当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。前回の更新から一ヶ月以上間が空いてしまいましたが、この間また新しいことに挑戦し、そしてまた挫折しました。去年から数えて一年以上走り続けてきた疲れと脱力感で何もする気が起きず、ブログも書…

"数直線的価値観"+α

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。もうブログの冒頭の書き出しが、毎回寒さの話題になってしまうほど寒かったですが、週明けあたりから暖かくなるようですね。この前冬が来たかと思うと、もう春というわけで、時の流れの速さを実感しま…

静かに、健やかに、遠くまで

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。 春がだんだん近づいてきたと思ったら、また真冬のような寒さに逆戻りしましたね。普段は滅多に雪なんか降らない私の街でも、今朝は雪がちらつきました。 さて、最近"静かに行く者は健やかに行く、健…

一人でいるのは賑やかだ

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。遅ればせながら明けましておめでとうございます。 寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?私は年末に発生したメンタルの不調はだいぶよくなりましたが、今度は風邪をひいてしまいました…

私のそばにいてください、たとえ私があなたを突きとばしても

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。まだまだ、心の燃料タンクが空の半平です。気分がどうにも沈みがちで、なかなかしんどいんですが、苦悩こそ創作の源。ヴェートヴェンの「第九」然り、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」然り、傑作とは…

何もないことの幸せ

メリークリスマス!いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。今日はクリスマスですね(クリスマスは本来24日夜から25日夕方にかけてのこと。昔のヨーロッパでは、日没を一日の始まりとしていたので、24日の夜はクリスマスの夜=クリスマス・イブ…

思いよ届け、声にのって

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。一応まだ一月ですので言わせていただきます。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 さて、今年に入って新しい趣味を始めたので、今日はその話をします。私が始めた新しい趣味…

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を現す」というのは、おそらくたいていの方がご存知でしょう、平家物語の冒頭の一節です。平家の栄華と没落、そして滅亡を描…

たとえ人生に何も期待しなくとも・・・

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。図書館への初出勤を明日に控え、少しばかり緊張している半平です。 突然ですがあなたの家が火事になり、家族やペットは全て逃げ出し、預金通帳などの財産も持ち出せたとして、あともう一つだけ何かを持…

後輩に贈った詩集

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。七月も中盤に入りまして益々暑さが厳しくなってますね。私は暑さが大の苦手ですから、もう一歩たりとも外に出たくないという心境です(笑) さて先日(と言っても数ヶ月前の話ですが)、近々結婚する大学…

女ったらしの純愛物語

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。私が最近気に入っている漫画で『ビッグコミック』に連載中の『荷風になりたい』(原作・倉科遼、作画・ケン月影)いう作品があります。どういう漫画かと言うと、作家・永井荷風の生涯を主にその女性遍歴…

ただのサラリーマンがスーパーマンになる時―高杉良『あざやかな退任』

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。バレンタインにチョコレートがもらえそうにないので、いっそこっちから渡そうかと考えている半平です(笑) さて、今日紹介するのは私の好きな高杉良さんの作品で『あざやかな退任』です。主人公の宮本正…

あなたは愛したい派?、愛されたい派?―ヘルマン・ヘッセ「アウグスツス」

皆様、明けましておめでとうございます。今年も「読んでくれた人が少しばかり元気になるブログ」を目指しますので、「半平のきまぐれ日記」をよろしくお願いいたします。 [ヘルマン・ヘッセ(1887~1962) 言わずと知れたドイツの文豪。もっとも作品は、今日紹…

カネ、セックス、スキャンダル、そして“栄光”

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 [ビル・クリントン(1946~)記事の中にもあるように、客観的に見れば幸福とは言い難い子ども時代を過ごしましたが、子どもの頃からそれを感じさせないような明るく、人当たりのよい性格であったといい…

おばあちゃんのおにぎり

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 本当に美味しい! 「おむすび」レシピ140作者: しらいしやすこ出版社/メーカー: 彩図社発売日: 2016/02/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る[最近はおにぎりのレパートリー…

あなたは、何と出会いますか?

[渋沢栄一(1840~1931)現在の埼玉県深谷市に裕福な農民の子として生まれる。第一国立銀行(現・みずほ銀行)、王子製紙(現・王子製紙、日本製紙)、帝国ホテル、東京証券取引所など、生涯に500を越える企業の創設に携わり、「日本資本主義の父」とも呼ばれる。 …

人が人であるために

いつも当ブログをご覧いただき、まことににありがとうございます。お久しぶりです。お元気でしたでしょうか?ターミネーター2 特別編(日本語吹替完全版) [DVD]出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン発売日: 2015/06/24メディア: DVD…

「運命の人」の見つけ方―城山三郎『そうか、もう君はいないのか』

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 お久しぶりです。先週の日曜に司書講座の定期試験がありまして、その勉強でブログを書くのに手が回りませんでした。 さて、突然ですが、皆さんは「運命の人」って、信じますか?今日は、一組の素敵な…

サイードと賢者の書―喜多川泰『賢者の書』

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 先日、帰宅しようとしていると、私のアパートの前で小学校1~2年くらいの子どもたちがボール遊びをしていました。 私が前を通ると、彼らは私に当たらないようにその間、ボールを投げるのを止めてくれ…

北方三国志を語ろう!―曹操に恋した瞬間

先日、図書館司書の通信講座のレポートを書いていました。学生時代から3年ぶりくらいにレポートというものを書きましたが、書き方の勘がすっかり鈍っていたのか、2,000字のレポートに1週間もかかってしまいました。何にでも勘やコツがあるものだと、妙に感心…

焼け跡の首相たち―五百旗頭真『占領期』

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE [東久邇宮稔彦(1887~1990 在任:45年8月17日~同10月9日)陸軍大将でもある皇族出身の首相。 戦前に皇籍を離脱しようとしたり、戦後に新興宗教の教祖に祭り上げられたり、「最も長生きした首相経験者」としてギネス…

絶望と希望は案外仲良し(かも?) その② カフカ編ー頭木弘樹(編訳)『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』

(フランツ・カフカ 1883~1924) どうも、ご無沙汰してます。最後の締めの文でなかなか納得のできるものが書けずに遅くなりまして、どうも、すみませんでした。 さて、『希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話』よりゲーテとカフカの名言をお送りする2回シリ…