改めまして自己紹介
今日はちょっと自分のことを書いてみようと思います。
このブログで何度か書いているように、私は多動性障害(HD)と学習障害(LD)という発達障害を抱えています。
発達障害は下図のように概ね3つに大別できるそうなんですが、私は注意欠陥・多動性障害(ADHD)とLDの重なる部分にいます。
(ゆうきゆう、ソウ『マンガで分かる心療内科』第13巻、少年画報社、2015、106頁より)
もう少し詳しく説明すると、ADHDは「不注意優勢型」と「多動優勢型」に分けられ、私は後者に当たります(ADHDの詳しい説明についてはリンク先参照注意欠如多動性障害(ADHD) 症状、治療、原因など | こころの病気 - Yahoo!ヘルスケア)。
LDは全般的な知能に問題はないが、「言語」、「書き」、「計算」、「協調運動」(頭で考えたことを手足で実行する)などの特定の分野に障害が見られることを指します(これも詳しくはリンク先参照言語発達障害および学習障害(特異的発達障害) 症状、治療、原因など | こころの病気 - Yahoo!ヘルスケア)。
私の場合は、書くことと、協調運動の機能にちょっと問題があります。
大人になって発達障害に気づく人の多くがそうであるように、私も仕事での挫折をきっかけに発達障害に気づきました。
どんなに努力しても失敗ばかりして、怒られ続けたんですが、それを具体的に書くのはまだちょっと辛い。
代わりに日常生活を例にとって具体的に説明します。
(HD)
①休日に一人で部屋にいると、意味もなく歩き回って、とにかくじっとしていない。
②読書をしていて、突然別の本のことが気になって、その本を読み出す、するとまた別の本が気になって・・・なんてことを繰り返して、気がつけば何冊もの本が机の上にある。
③人と話していると、頻繁(数分で)に話題を変える。
(LD)
①同音異義字を取り違えて使う(それが間違いであることは知っている)。例えば「移行」を「移向」と書く。
②「辞」や「融」などの字を左右逆転させて書く。
③とにかく不器用!以前バイト先で「こんな不器用な人初めて見た」って言われた(笑)
他にも色々ありますが、とりあえずこのくらいで。
ところで話は変わりますが、私はこのブログの自己紹介文で「フリーター」を名乗ってますけど、これは実態に即してない。
と言うのも、最近は発達障害者向けの就労支援施設で、事務や軽作業系の職業訓練をしつつ、面接対策などの就職支援を受けてるんですが、平日はそこに通ってて、仕事はほとんどしていません(それでも援助してくれる親には足を向けて寝られませんが、就職して少しでも恩返しできればと思っています)。
だから、フリーターと言うよりは「職業訓生」とでも言った方が実態には即しています(笑)。
何で急にこんなことを書き出したかと言うと、私が自分の発達障害との付き合い方や、支援施設での訓練の様子や、あるいは就活の様子なんかを書くことで、読者の皆さんが発達障害への理解を深めていただくきっかけになればと思ったからです。
もちろん、私が発達障害者を代表してるなんて思ってもいませんが、当事者の一人として、何かできることはないかと思いました。
今日はその導入編です。
何だか非常にまとまりが悪くて、長い文章になってしまいました。恐縮です。
次回からはもっとましなものを書きますので、改めましてよろしくお願いします。
- 作者: 原作・ゆうきゆう,作画・ソウ
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2015/05/25
- メディア: コミック
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最後に一冊だけ本の紹介をさせてください。
精神科医のゆうきゆうさんが、Webで連載されている漫画のコミック版で、この巻ではADHDが特集されています。
私が発達障害に気づいたきっかけでもありますが、発達障害のことが分かりやすく説明されています。
ギャグ漫画としても楽しめますので、ぜひご一読を。
今日はこんなところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。