半平のきまぐれ日記

ADHD(注意欠陥多動障害)の会社員が本を読んで、映画を見て、あるいはその他諸々について思ったことを気まぐれに綴ります。(※本ブログはAmazonアソシエイトを利用しています。また、記事中の画像は、断りのない限りWikipediaからの引用、もしくはフリー素材を使用しています)

私にとっての大きな一歩

どうも、最近急に暑くなりましたね。

皆さん、体調お変わりないですか?

私は相変わらずピンピンしてます。


1/72 アポロ11号 サターンV型ロケット

1/72 アポロ11号 サターンV型ロケット

[今日の表題はアポロ11号のアームストロング船長の名言「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな一歩である」から取りました。志くらいは高く持たなくちゃいかん]


さて、今日の本題に入りましょう。

いくつになっても嬉しいことの一つに、人に誉められるということがあると思います。

最近、そんな体験を立て続けに二つするという幸運に恵まれまして、その体験から思ったことを今日は書きたいと思います。


誉められた内容はそれぞれ別のことについてです。

それは「会話」と「折り紙」というかなり唐突な組合せなんですが、一つずつお話しましょう。


聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

[会話と言えば、少し前にこんな本がベストセラーになりましたね。読んだことないけど]


まず、「会話」について。

発達障害の人には、会話を苦手とする方が多い傾向にあります。

自分の話を一方的にし続けたり、相手の話に的はずれな答えを返したりと、「会話のキャッチボール」が苦手なことが多い。

全てを発達障害のせいにするつもりはありませんが、私も例に違わず会話は苦手で、特に聞き役に回るのが下手でした。


そんな私が珍しく「話を聞く」ことについて褒められました。

より正確には「話を聞くのが上手くなった」と誉められた。


私には月一くらいのペースで一緒に食事をする友人がいますが、その友人から話を聞くのが上手くなったと誉められました。

私の人生では希な出来事ですが、何か会話の上達のために特別なことをした覚えはありません。

強いて言えば、「慣れた」としか言いようがない。


エヒメ紙工 100色折紙 E-100C-04×2P 15cm角 2冊組

エヒメ紙工 100色折紙 E-100C-04×2P 15cm角 2冊組

[こんな感じの折り紙を買ってきて夜な夜な折ってます]


さて、次に「折り紙」の話をしましょう。

私の通っている訓練施設では、持続力や集中力、手先の器用さを養う狙いで、折り紙を訓練に取り入れています。


実は私、発達障害の他に軽度の脳性麻痺もありまして、手先を使うような作業は並外れて苦手です(と言うか、体使うの苦手(笑))。

当然、折り紙をしても(ものにもよりますが)、もの凄く不細工にできてしまうわけで。


それがどうにも悔しくて、ここ2週間ばかり毎日自宅で折り紙を折り続けていました。

少しはましになってきたので、その一つを職員さんにお見せしたところ、誉められたというわけです。

こちらの方も、私は何か特別なことをした覚えはなくて、ひたすら折り紙を折っていたに過ぎない。

もし、「慣れる」ということを「自覚なく自分が何かに適応すること」と定義するならば、私は少しばかり慣れたのだと思います。

会話と折り紙に。


苦手なことを克服する方法というのは色々ありますが、単純に慣れてしまうのが結局いちばん早いこともある。

いずれにせよ、この二つの経験は、他人にとって取るに足らない一歩かもしれませんが、私にとっては大きな一歩だったと思います。


そして、その一歩を明日からも踏み出し続けたいと思います(ちなみに誉めてくれたのが、二人とも若くて魅力的な女性だったのは秘密です(笑))。


今日はこんなところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また、この記事をシェアしていただけますと、大変光栄ですので、よろしくお願い致します。

※自分の中の「苦手」と向き合うというテーマで以前も記事を書いていますので、そちらの方もお読みください。
「弱み」をどうする? その①―「強み」に変える― - 半平のきまぐれ日記
「弱み」をどうする?―その② 人を頼る― - 半平のきまぐれ日記