半平のきまぐれ日記

ADHD(注意欠陥多動障害)の就労移行支援事業所に通う20代が本を読んで、映画を見て、あるいはその他諸々について思ったことを気まぐれに綴ります。(※本ブログはAmazonアソシエイトを利用しています。また、記事中の画像は、断りのない限りWikipediaからの引用、もしくはフリー素材を使用しています)

めぐるめぐるよ、輪廻はめぐるー映画「クラウド・アトラス」

いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

どうも、お久しぶりです。

えー、今回更新の間が空きました理由はと言いますと、単にお盆休みで曜日の感覚が狂い、更新を忘れていました(笑)

まことに失礼いたしました。


さて、今回は必ずしもハッピーエンドでないのに見終わった後になぜか元気が出る、そんな映画のお話です。


クラウド・アトラス

監督は「マトリックス」で有名なウォシャウスキー姉弟(現在は姉妹)。

主演はトム・ハンクスハル・ベリーです。



この映画は六つの短編によるオムニバス形式になっていて、それらがシャッフルされて複雑に場面転換することで話が進みます。

さらにおもしろいのは、19世紀から文明が崩壊した遥か未来まで、長大な時間軸が描かれているんですが、後の時代に出てきた人物が、前の時代の人物の生まれ変わりと設定されていること。

つまりは「輪廻転生」を一つのテーマにしているんですが、それを演出するために同じ人物の生まれ変わりは、同じキャストが演じています。

ゆえに特殊メイクで人種や性別も越えた変身をしているキャストを見破るのも見所の一つです(私は全く分かりませんでしたが(笑))。


クラウド・アトラス 上

クラウド・アトラス 上

クラウド・アトラス 下

クラウド・アトラス 下

[原作本です]


さて、時代を越えた六つの物語と言いましたが、それらを簡単に紹介したいと思います。

19世紀、南大平洋。主人公は青年弁護士。奴隷商人の岳父の手伝いをするために船に乗り込むが、その船で密航していた逃亡奴隷の青年を匿うことになる。

1936年、ロンドン。主人公の貧乏作曲家の青年は、落ち目の老作曲家に助手として雇われる。やがて二人は稀代の傑作を生み出すが・・・

1973年、サンフランシスコ。二流雑誌の女性記者が最新鋭の原発を取材する。しかし、原発政策を頓挫させたい石油会社の陰謀に巻き込まれる。

2012年、スコットランド。兄に騙されて悪徳老人ホームに軟禁されることになった老編集者。彼が仲間と協力して脱走を企てる作品。この映画で例外的にコミカルな作風。

2144年、ネオ・ソウル。人口が激減した未来社会では、代替労働力としてクローン人間が活用されていた。クローンはいずれ殺処分されることを知った女性クローンが、クローン解放のために戦う話。

文明崩壊後、ハワイ。とある部族の男がより進んだ文明を持つ部族の女性から、聖地の山への案内を頼まれる。そこには人類を救うある秘密があった。



『クラウド アトラス』特別映像


それぞれが独立した一本の映画になりそうな濃いストーリーですが、私は特に⑤の話が好きです(ちなみに言うと、②、⑤がバッドエンドです)。


大学卒業間近にこの映画を見たんですが、当時私はどうしても就きたい仕事があって、敢えて就職浪人の道を選んでいました。

自分の信じた道を行くんだという決意(気負い?)と、人と違う道を行く不安が半ばした心境でした。

そんな自分と、敢えて勝ち目の薄い戦いに挑む主人公のソンミ(ペ・ドゥナ)とを重ねていたのかもしれません。



Cloud Atlas - Sextet (extended version)
[この映画のメインテーマ。②の主人公の青年が作曲したという設定です]


それぞれはバラバラの話なんですが、段々と一つの大きな物語になっていく。

切ない結末の話もあるんですが、見終わったあとに、なぜか「明日もがんばろう」、そんな気持ちにさせられる。

そんな不思議な映画です。


今日はこんなところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ちなみに私、明日から来週の土曜まで、司書講座のスクーリングに通います。

その関係でまた更新の間が空きますが、気長にお待ちいただけますと、幸いです。