図書館実習記 その①―あんな仕事、こんな仕事、たくさんあるけど結局どれが得意なのか?!―
いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ご無沙汰してます。
実は10月の後半に2週間ほど、公共図書館で実習をさせていただきました。
興味があって、就きたいと思っている仕事を体験できましたので、実に楽しく、また色々なことを学べた実習になりました(スタッフさんは、親切かつ丁寧に指導して下さいました。それも大きな理由でしょう)。
それで、今回と次回とで、実習体験記を書くことにします。
初回のテーマは、体験できた色々な図書館の仕事を、特に自分の発達障害の観点から考察して、どれが得意で、どれが不得意だったのか、その実感を書いてみたいと思います。
返本
利用者さんが読み終わった本を書架に返す作業。
まずは書架の配置を覚える必要がありますが、これは思ったより簡単でした。
あと、特に小説は作者名の五十音順に並んでいるので、これも割りとすんなりできました。
言語能力は結構高みたいなので、それが活かされた形でしょうか。
実習中、この作業がいちばん得意でした。
予約本の探索
利用者さんが予約した本を書架から見つけ出す仕事。
たくさん本が並ぶ中から、特定の本を見つけ出すのは案外難しかったです。
私の場合は、集中力はありますが、反面狭い範囲にばかり注意が向きやすいので、それが妨げになった気がします。
狭い範囲を注意深く見るのではなくて、広い範囲をざっと探した方が早く見つかりました。
「探さないくらいのつもり」で探すのが多分コツ。
ブッカーの貼り付け
図書館の本の多くはフィルムが貼ってあって、表面が保護されていますが、そのフィルムのことを「ブッカー」(たぶん「ブックカバー」の略)と呼んでいます。
そのブッカーを本に貼り付ける作業をしましたが、途中で本の向きを色々と変えたり、空間認識力や立体をイメージする力が必要でした。
私はこの力がかなり弱いので、スタッフさんに手伝っていただいて、ようやくできました(汗)
業務用でなくても同じようなフィルムがネットで買えるので、後日一人でやってみましたが、案の定、ぐちゃぐちゃになりました・・・練習が必要ですね。
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カウンター業務
利用者さんにもっとも目に入りやすい図書館の顔!
カウンターで貸出と返却の仕事をさせていただきました(まさか立たせてもらえるとは思ってなかった)。
この仕事、端末の操作をしながら、利用者さんの様子を伺い、他にも色々気にしたりと、いわゆる「マルチタスク」です。
私は障害特性上、同時に複数のことをするのがとても苦手なので、この仕事が実習でいちばん難しかったです。
ここで具体的に説明するのはちょっと難しいんですが、まあ何かしら忘れてました(スタッフさんが横についていて下さったので、問題はなかったですけど)。
他にも色々やりましたけど、主だったのはこれくらいで。
実習をして改めて感じるのは、得意なことと、苦手なことが鮮明に分かれていること。
一つのことに集中する仕事は得意です。
私には発達障害の他にも軽度の脳性麻痺もあって、手先の器用さを要することもあまり上手くありません。
今回の実習でも、そんな作業はありましたが、それは持ち前の集中力で意外と何とかなりました。
反面、同時にいくつものことに気を配らなねばならない仕事は、事前の予想通りやっぱり苦手でした。
かと言って、カウンターに立てない図書館員と言うのはさすがにお話にならないでしょう。
と言うか、図書館で働くのなら、やっぱりカウンターには立ちたい。
ですから、それを踏まえてマルチタスクをできるようにするための訓練を、事業所の担当職員さんと計画中です。
その辺りの成果も、いずれ書ければと思います。
今日はこんなところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。